産後の抜け毛の原因は女性ホルモンの乱れ

 女性ホルモンはざっくりいうと、女性らしい体つきを維持したり、妊娠・出産・授乳などに大きな働きをするために必要なホルモンです。

妊婦さんのお腹

 女性ホルモンと一口に言っても、いくつか種類があり、それぞれ働きも異なります。

 当サイトのテーマである産後の抜け毛に関係のあるホルモンといえば、エストロゲンプロラクチンの2つが主なものになります。

 これらのホルモンの詳しい説明は、このページの最後の方で紹介するとして、ここでは産後の抜け毛対策として、女性ホルモンの乱れを改善する方法を紹介していきたいと思います。

産後のホルモンの乱れ改善方法

 産後のホルモンの乱れを改善する方法と書いていますが、実際のところできることは規則正しい生活を送るということに集約されます。

 しかし、実際のところ、産後はこれこそが難しいわけなんですけどね・・・。

バランスのとれた食事を心掛ける

 食事がホルモンバランスを整えるというよりは、バランスのとれた食事が体全体をケアしていくというイメージの方が近いと思います。

 中でもオススメなのが女性ホルモンと似た働きを持つ大豆イソフラボンが多く含まれる豆腐などを積極的に食べることになります。

豆腐料理がオススメ

 もちろん、豆腐類ばかりを食べれば良いというわけではありませんが、和食を中心とした食事が良いですね。

 欧米食など、塩分や脂肪分が多い食事、アジアンエスニックの香辛料の強いものはオススメできません。授乳があるので、まだまだ控えている方も多いとは思いますが、カフェインやアルコール類もホルモンバランスを乱すことになります。

適度な運動を心掛ける

 産後、しばらくは安静にすることが大切ですが、1か月検診で何も問題がなければ徐々に運動することを意識しておくべきです。

 いきなりジョギングを始めなさい!みたいな無理難題ではなく、ベビーカーを押しながらショッピングでも良いですし、家の中でできる程度のエクササイズやヨガなどでも問題はありません。

ベビーカーでお散歩

 少しの運動でうつ病などの精神疾患を予防することもはっきり分かっています。産後うつなどもありますので、体を少しでも動かしましょう。

 精神面の安定は自ホルモンの乱れを整える手助けにもなるのです。

ストレスをできるだけ溜めない

 たぶん、産後最も難しい課題の1つかと思います。ストレスは精神面を不安定にさせ、それが元でホルモンバランスが乱れることがはっきりしています。

 そして、ストレスを溜めていないと思っている(感じている)ママも【気付いていないけど、ストレスが溜まっていた】っということもよくあるので、意識的にストレス解消をするようにしましょう。

ストレス解消

 好きなことをする時間を1日10分でも良いので、パパや親、兄弟姉妹を頼って時間を作りましょう。

 精神面の解消は体の改善にもつながりますよ^^

子供が3歳になるまでは周りを頼ろう

 育児中のママと話をしていると強く感じるのですが、自分がしっかりしないと!!っと思う意識が強すぎるのです。

 確かに子供のために!っと思う心は大切なのですが、子供のために自分を殺す必要はありません。ママがストレスで倒れてしまっては元も子もありません。

3歳の誕生日

 ですので、ワタクシ、個人的な意見にはなりますが子供が3歳(幼稚園に入る頃まで)は、頼れるものはできるだけ頼るくらいのスタンスが良いと思います。

 自分が楽をするために周りを頼る、のではなく、赤ちゃんとのより良い育児生活を作るために周りを頼るのです。間違えてはいけませんよ^^



女性ホルモンの働きについて

 ここから先は少し専門的な話にはなりますが、女性ホルモンの詳しい説明を紹介しています。

 これを知っていてもホルモンバランスの乱れを改善できるとは思えませんが、基礎知識として知っておいても良いかもしれませんね^^

エストロゲンが多いと髪の毛は抜けにくくなる

抜けにくい髪の毛

 エストロゲンの普段の働きに関してはこの先の項目で説明していますが、髪の毛に関していえば、エストロゲンが多いときは髪の毛が抜けにくくなります。

 妊娠後期はこのエストロゲンが特に多く分泌されていて、妊娠を維持する働きをしているのですが、出産を終えると妊娠を維持する必要がなくなるため、エストロゲンの分泌が低下していきます。これを境に抜け毛が増え始めます。

 実際問題、抜け毛が始まるのは産後2~3日後からなのですが、本人が実感し始めるのは1ヶ月以降~3ヶ月頃だと言われています。

プロラクチンが多いと髪の毛が弱った感じになる

 プロラクチンという女性ホルモンは乳腺を刺激して母乳を出すホルモンなのですが、髪の毛に対しては成長を鈍くする働きがあります。

 このホルモンは授乳の時期に多く分泌されるものですので、産後の抜け毛にモロに影響するホルモンというわけですね。授乳期に髪の毛が弱った感じになるのはこのホルモンの影響とも言われています。

エストロゲンとプロラクチンの髪の毛以外への働き

 ◎エストロゲンの普段の働き

  1. 子宮・卵巣・乳房など女性のための働きを活発にする
  2. 自律神経のバランスを整える
  3. 皮膚や粘膜(眼・鼻・喉など)のうるおいを保つ
  4. 骨の量を一定に保つ
  5. 血管が硬くならないようにする
  6. 子宮内膜を増殖させて、妊娠の準備をする
  7. コレステロールのバランスを整える

 ◎プロラクチンの普段の働き

  1. 乳腺の分化・発達
  2. 母乳の合成・分泌
  3. 子宮内膜を肥厚させる
  4. 母性本能を刺激する働き

 もちろん、これだけという話ではありませんが、代表的な部分を抜粋して紹介してみました。ホルモンの作用は本当に多岐に渡っていますので、ここでは書ききれないというのがホントのところです。

このページのまとめ 

 ホルモンバランスの乱れはもちろん抜け毛の原因です。が、女性の抜け毛・薄毛の原因は単一であることは少ないです。産後ストレスや授乳による睡眠不足、食生活の偏りなども抜け毛の要因であることも忘れてはいけません。

産後の抜け毛が1年以上続く

 基本的に産後1年もすればホルモンバランスは整い、抜け毛も治まってきます。1年以上抜け毛が続く、ヒドイ、っという場合、ホルモンバランスが原因でない可能性も出てきます。

 シャンプーを変えてみる、育毛剤を試してみる、など、何か対策をしたくなる気持ちはよく分かりますが、その選択肢の中に専門家のカウンセリングを受けてみるっというもの入れておいてほしいです。

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